私は普段は会社員をしながら、帰宅後と週末にイラストの副業をしています。
半年間様々な副業を試してきましたが、
イラスト関係の副業をするなら、イラストACやPIXTAなどの「ストックイラスト」がおすすめですよ!!という結論に落ち着いたので、その理由をまとめてみました。
・在庫を抱えない
・一度描いたものが継続的にお金を持ってきてくれる
・〆切がない。スキマ時間でできる
・データミス以外のリテイクがない
・ブログに比べて競合が少ない
・イラレや絵の技術が向上する
・副業しながらポートフォリオが作れる
ストックイラストは「絵を描くのが好きな人」にしかできない副業です。
逆に「絵を描くのが好きな人」なら是非挑戦すべき副業ともいえます!
- イラスト関係の副業をしたい人
- ストックイラストに興味がある人
- 絵が好きな人。よく描く人
- デザイン系の美大生/芸大生/専門学校生さん
イラストが好きで趣味で描いてる方は「自分の描いた絵でお金を稼いでみたいな〜」って思ったことがあるのではないでしょうか?
今回の記事はそんな方々の参考になればと思います。
それではレッツゴー!
Contents
はじめに。ストックイラストとは?
まずはじめに「ストックイラスト」とはどのようなものか簡単に紹介しますね。
ざっくり説明すると下図のような感じです。
主に、デザイナーさんや印刷関係の会社の方にチラシや冊子のカット・背景・飾り枠などの素材として使われます。
最近はwebやTVで見かけることも多いですね!
デザイナーさんは時短になるし、イラストを描ける人はお金が儲かるし、すごく便利で画期的な仕組みです。
もらえる報酬は登録するサイトによって違います。
有料販売サイトと無料サイトの代表的なサイトを比較すると
イラストAC(無料)・・・・・1回ダウンロードされるごとに3.5円
PIXTA(有料販売)・・・・・1回定額制販売ごとに27円 単品購入されるごとに150(S)~831(L)円(ランク1の場合)
私はまだまだイラストACさんからもらえる報酬の方が多いよ!
主なストックイラストサイト
ストックイラストサイトは、無料サイト(ダウンロードする際にお金がかからない)と有料販売サイト(ダウンロードする際にお金がかかる)があります。
代表的なものをいくつかあげましたが、これからストックイラストはじめるよ!という初心者の方にはイラストACをおすすめします。
登録した作品の著作権をイラストACに完全譲渡しなければならない点がネックですが、ユーザー数が多いのでダウンロードのされやすさはピカイチです。
やっぱり売れないとモチベーションが上がらないですから、まずはイラストACに挑戦してみて、「楽しいな!」「向いてるな!」という手応えを掴んでから他サイトにも挑戦するのがいいと思います。
ストックイラストサイトでイラスト素材を販売するには
代表的かつ、初心者におすすめなストックサイト2つを貼っておきますので、まずはどちらかお好きな方から初めてみるといいと思います。
※登録する前に各サイトの利用規約をしっかり読むようにしましょう。
あると便利なソフト
- Adobe Illustrator
- クリップスタジオペイント
Adobe Illustrator(ベクター形式で保存可)はあった方が良いです。
ベクター形式とは何か…という説明は、長くなりますので今回の記事ではカットしますが、ざっくり説明すると、ベクター形式でイラストを描くと拡大縮小/色変更などが自由自在です。
使い勝手がいいのでデザイナーさんに好まれています。
ストックイラストのユーザーはデザイナーさん達が多いので、ベクター形式のデータは作れた方がいいです。
特にイラストACはjpg/png(ラスター)より、ai/eps(ベクター)データの方が圧倒的にダウンロードされやすいです。
そして、ベクターでイラストを描くために一番一般的なのはAdobe Illustrator。
最新バージョンは月額使用料1980円ほどしますが、効率を考えるなら絶対あった方がいいソフトです。いっそまとめて1年契約してしまうのもありだと思います。
Adobe Illustrator CC|12か月版|パッケージコード版
ただ、絶対にIllustratorがないとダメというわけでもありません。
本気で稼ぐことを目指すなら、Illustratorは必要だと思いますが、まずストックイラストがどんなものなのか試してみたい…という場合はクリップスタジオやSAIなどのソフトから始めてみてもいいと思います。
CLIP STUDIO PAINT PROは買い切りなので一度購入したら追加料金なしでずっと使えます。 Illustratorと比べると値段もかなりやすいです。
高価なEX版もありますが、趣味やストックで使うならPRO版で十分です。
ストックイラストを副業としておすすめする理由
冒頭にも書きましたが、ストックイラストを副業におすすめする理由はこうです↓
・在庫を抱えない
・一度描いたものが継続的にお金を持ってきてくれる
・〆切がない。スキマ時間でできる
・データミス以外のリテイクがない
・ブログに比べて競合が少ない
・イラレや絵の技術が向上する
・副業しながらポートフォリオを作れる
在庫を抱えない
まず、セドリのように在庫を抱えないのは大きなメリットです。
例え売れなくても失うのはイラストを描くのに使った「時間」のみで、金銭的な損失はありません。きちんと管理する必要があるのは投稿データのみです。
一度描いたものが永久的にお金を持ってきてくれる。
各ストックサイトの運営が続く限り、イラスト素材がダウンロードされるたびに報酬がもらえます。
自分で作ったものが後からじわじわお金になるので、少し調子が悪くて投稿できないときでも、過去に頑張って作った素材達が日銭を稼いでくれたりします。
〆切がない。スキマ時間でできる。
本業の繁忙期とか、プライベートが忙しかったりするとイラスト素材を作る時間が取りにくいこともありますよね。
〆切があるお仕事だと、なんとしても〆切を守らなければならないので、精神的な負担になったり、睡眠時間を削って時間を捻出したり…。
そうやって体調を崩してしまったら本末転倒ですので、ストックイラストは期限に縛られず、描ける時に描けばいいのです。
データミス以外のリテイクがない
〆切もなければ「クライアントの要望」もないのがストックの特徴です。
これは本業でよくある話なのですが、せっかく描いたものに大幅な修正指示が入ると正直モチベーションが大幅に下がります。
ストックイラストのクライアントは「不特定多数のイラストが必要な人」になるので、細かい要望や修正指示などは一切ありません。
自分が好きな絵を好きなように描いていては売れません。
特に有料販売サイトに登録する場合は、「利用者のニーズに応えるイラスト」でないとなかなか売れないです。
以前、ピクスタさん主催のセミナーに参加した際に、ピクスタの運営者の方から「自分のイラストにお金を払ってくれる人のことを考えましょう」と言われて、なるほどなぁ。。。と思いました。
ですので、自分のイラストを売るためには自分で「どうしたら売れるイラストになるだろうか?」と試行錯誤してアップロードしていく必要があります。
私としては、試行錯誤する時間もストックイラストの楽しいところだなぁ~と思っています。
売れなかったらつまらないですが、売れるように作戦を立てて描いたものが売れた時はすごい嬉しいですしね!
私はまだペーペーの新人なのですが、ストックイラストの戦略をや進め方のコツは偉大な先輩達が既にまとめてくださっているので、まずは下記リンクを参考にすると良いのではないかと思います。
トラノスケさんのnote
マツイラスト制作事務所 | フリー素材とストックフォトイラスト
ブログに比べて競合が少ない
ここまで読んで、「副業」について多少かじったことがある人は、
こんなことを思うのではないでしょうか?
そうです。似てます。
〆切はないし、誰にも指図されずひたすら制作を進め、後から成果が付いてくる。めっちゃ似てますね。
違うのは「広告費」で稼ぐか「自分の絵」で稼ぐかということと、もう一つ重要なことがありまして、それは
「ストックイラストを始めるにはある程度絵心が必要」というところです。
何故重要かというと「絵心がある人」というところでふるいにかけられるので、その時点でライバルの数が減ります。
ここでいう「絵心」とは、何もデッサンがめっちゃ上手…!!とかそういうことではなく、「誰が見ても何が描いてあるかわかるイラスト」が描ければ十分かと思います。
そして、私の体感ですが「絵心のある人」は世の中にたくさんいても「絵心があってストックイラストをやってる人」というのは以外と少ない気がします。(そもそもストックイラストのことを知らない人もまだまだ多いと思っています)
さらに「絵心がある」+「ストックイラストを知ってる」+「Adobe Illustrator、Clip studio paintなどのソフトが使いこなせる」人はガチで最強です。
この3つが揃っていれば、あとはひたすらイラスト作成作業を進めるだけです。
ブログで稼げないよ~煮詰まってるよ~という方で、絵心に覚えあり!!という方は、ストックイラストを試してみてはどうでしょう。案外あなたの土俵はストックイラストかもしれませんよ??
ソフトの使い方や絵の技術が向上する
「スキルを得たいなら仕事にしてしまうのが一番」とよく耳にしますが、これはガチです。
副業を始めてから覚えた時短技(スクリプトやショートカット、アクションなど)はとても多いです。副業なのでとにかく時間が無い分、効率の良い描き方を覚えました。
毎日描くことで、イラストのレベルも若干上がったように感じます。へへへ。
副業しながらポートフォリオが作れる
ストックサイトにイラストを登録しておけば、それはそのまま「ポートフォリオ」として役立てることができます。
ポートフォリオとは、自分のイラスト・デザインの見本帳のようなもので、仕事を依頼したい人にとってクリエイターがどんな画風で、どの程度の技術を持っているか判断する財力になります。
いざ独立しよう!転職しよう!と思った時に、すぐに人に見せれるイラストがたくさんあると便利だよ…と聞いたので、私も将来に備えるつもりでストックイラストに取り組んでいます。
ちなみにストックイラストのサイト経由で仕事のオファーが来ることもあるそうです。
営業ツールとしての使い勝手も抜群ですね。
ストックイラストのデメリットは?
ストックイラストは個人的にとてもおすすめだけど、以下のような注意点もあります。
よく理解して取り組むのがベストですので、あらかじめ予習しておきましょう。
・どれだけ頑張って描いても売れない可能性がある
・イラストACに投稿する場合は著作権譲渡が条件
・受注制に比べて、報酬が安い
こんな感じです。
どれだけ頑張って描いても売れない可能性がある
実際に人物イラストの展開はそんなに大変じゃありません。Adobe Illustratorでベクターのイラストを描けば、表情パターンの差分を作るのは1分もかからずできちゃいます。ちなみに私はこんな感じで展開しています↓↓
イラストACに投稿する場合は著作権譲渡が条件
ただし、イラストACは「著作権譲渡」が投稿の条件なので、注意が必要。
一度投稿してしまったイラストはもう自分のものではありません。自分で作った素材を仕事などで使うときもイラストACさんの利用規約に従わなければなりません。
例:イラストACに投稿した素材でグッズをつくるのはNG(利用規約に反するため)
イラストACに投稿するイラストは「イラストACにお嫁に出す!」という気持ちで出しましょう。


受注制に比べて、報酬が安い
私はココナラでもイラストを描くサービスの出品をしていますが、ココナラは「お客様から注文を受けてから描く」という受注制をとっていて、だいたい簡単なカットを1枚3000円くらいで受けています。
受注制と比べると、ストックイラストの報酬は低いですよね。
例えばイラストACは1回ダウンロードされると3.56円発生するので
同じように3000円の報酬を得ようとしたときに842回ダウンロードされるまで待つ必要があります。
と言っても、受注制は受注制で大変な部分(打ち合わせ/確認/修正など)があるので、一概にどっちがいいとは言えませんね。
イラストで副業するなら、ストックイラスト(イラストACやPIXTA)がおすすめだと思う理由・まとめ!
【ストックイラストのメリット】
・在庫を抱えない
・一度描いたものが継続的にお金を持ってきてくれる
・〆切がない。スキマ時間でできる
・データミス以外のリテイクがない
・ブログに比べて競合が少ない
・イラレや絵の技術が向上する
・副業しながらポートフォリオを作れる
【ストックイラストのデメリット】
・どれだけ頑張って描いても売れない可能性がある
・イラストACに投稿する場合は著作権譲渡が条件
・受注制に比べて、報酬が安い
こんな感じです。イラストが描ける人で副業に興味がある…という人は是非挑戦してみるといいと思います!!
おしまいっ!